オリーブの木といっても種類が様々で、背丈が小さい種類もあり鉢植えでも育てられることから、観葉植物としても人気があります。

オリーブの葉や実には健康や美容によいとされる成分が豊富に含まれていることでも注目を集めている植物ではないでしょうか。

つやのある緑色と銀白色の葉もとても魅力的なオリーブですが、茶色になって枯れてしまうこともあります。

その原因や対処法をまとめてみました。

オリーブが枯れるのはなぜ?茶色くなる理由とは?

オリーブの葉や枝が枯れる原因は色々あります。

病気に感染している場合、害虫被害にあっている場合、栽培環境の急激な変化による場合と様々です。

どの原因の場合も、オリーブがどのような状態かをまずは観察してみてください。

葉先だけが枯れているのか、全体的に元気がないのかなど確認する必要があります。

オリーブの木が茶色になる状態というのは、葉や枝が全面的にダメージを受けているということがわかりますね。

大きな原因の一つに、根の問題があります。

オリーブは成長の早い植物で、鉢植えで育てている場合は特に、根が張りすぎて根詰まりを起こすことが多いです。

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根詰まりをおこすと根が呼吸できず株全体が弱ってしまいます。

根が上手く育っていないと、下の方の葉から徐々に茶色になり枯れていきます。

根詰まりを起こさないためには、1年から2年に1回の定期的な植え替えが必要です。

その際、伸びすぎている根や傷んでいる根は取り除きましょう。

元気な根を傷めても枯れる原因になりますので、作業は丁寧に行います。

また、根を食べる害虫のコガネムシ被害も考えられます。

コガネムシの幼虫は木の根が好物で、植え替え前で根がびっしりと詰まっている状態の時には注意が必要です。

対策法はコガネムシの幼虫が発生しにくい環境にすることです。

酸性の土を好むため、植え替え時には根の処理と同時に土も半分くらい新しいものに変えるか、石灰を置くと良いですね。

まとめ

下の方の葉から茶色くなって枯れていく、木全体が弱っている、といったような場合には根に問題が起きている事が考えられます。

枯れているものは全て取り除き、まず根の状態を確認しましょう。

害虫がいる場合は駆除し、寄り付かないよう環境を整えることも大切ですね。

土の質が悪い場合も根が育ちませんから、土の状態も確認しカチカチに固まっているような場合は植え替えた方がよいですね。