植物にとっての天敵は害虫とされていますが、オリーブの木に害をなす害虫の多くは幼虫です。

葉っぱを食べることから、葉の近くで発見することが多いですが同系色であることから見つけづらいという方も多いのでは無いでしょうか。

オリーブに生息する青虫にはいくつか種類がありますが、青虫が生息し始めると、水やりなどの時にふと土に目をやると黒い塊のようなものを発見することがあります。

これが青虫の糞である場合が高いです。

それを見つけたときにはオリーブの木をよく観察し、青虫が生息していないか確かめてみるようにしましょう。

オリーブに生息する青虫の種類とは?

代表的なものにスズメガの幼虫があります。

スズメガの幼虫は成長すると見た目もそこそこ大きくなるようで、葉っぱを食い荒らします。

小さいうちは被害は少なくすみますが、大きくなってくると葉っぱを食い荒らすスピードが尋常では無いので、できるかぎり早期発見が重要になってきます。

スズメガの幼虫は大量発生する事があるため、一匹を駆除して安心してはいけないことを頭に入れておきましょう。

スズメガの幼虫は刺される事がないため、直接手に触れても問題がない青虫です。

そのため駆除にはピンセットか軍手またはビニール袋などを使って駆除していきましょう。

もう一つの青虫にハマキムシという青虫がいます。

ハマキムシの発生は4月頃からですので、注意しましょう。

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ハマキムシは白い糸のようなものを葉に付着させ、葉を巻きながら葉っぱを食べてしまう青虫です。

葉っぱが変な形をしている姿を目撃したらハマキムシの存在を疑ってみましょう。

更にハマキムシの場合にはオリーブの実にまで手をつけます。

オリーブの実に穴が開いていたら中にハマキムシがいる場合もありますので、そういった場合には枝から切り落として除去していくようにしましょう。

ハマキムシが発生しなかった場合に注意が必要なのは、シマケンモンの存在です。

シマケンモンは蛾の幼虫の一つですが、発生するときは大量に出現して葉を食い荒らすため注意が必要です。

シマケンモンは身体から細い毛のようなものがいくつも伸びているのが特徴の一つです。

そのためハマキムシとの見分けも容易に行う事ができます。

まとめ

オリーブの木に生息する青虫の種類には、スズメガの幼虫、ハマキムシ、シマケンモンがいます。

いずれも幼虫が生まれてすぐの段階では被害が少なく発見しづらいところがありますが、それを放っておくと7cmくらいの大きさにまで成長するため、発見が容易になってきます。

しかしそのころには被害が甚大ではないので、さっさと取り除いてしまいましょう。

いずれも毛虫ではないのでピンセットや軍手などを使って駆除していきましょう。