葉が食い荒らされて下に黒くてコロコロしたフンが落ちていたら、よくよく葉や枝を観察してみてください。
緑色のイモムシはいませんか?
意外にもきれいなうすい緑色をしていて、葉っぱの中に紛れているとなかなか見つけにくいかもしれません。
しかし、フンを見つけたら必ずいるはずです!
予想しているよりも大きくてびっくりするかもしれませんが、覚悟をきめて幼虫を探し出してください。
ガーデニングをするうえで、どうしても避けて通れないのが病害虫による被害です。
植物につく病害虫は好みの植物がだいたい決まっていますから、オリーブが被害にあいやすい病害虫をよく知っておいて、早い段階で異変に気付いてあげられるようにしたいものです。
オリーブの葉をモリモリ食べる緑色の虫の正体は?!
イモムシの体の後部に角状の特徴のある突起があったら、それはスズメガの幼虫です。
群れることはありませんが、食欲旺盛で葉をモリモリ食べるので1匹でも葉が食べつくされてしまうことがある大型のイモムシです。
6月から10月ころに発生し、どんどん葉を食べて最大時で7~9センチまでに成長します。
それにともないフンもだんだん大きくなっていきます。
フンは何よりの目印になるので見つけたら少しでも早く幼虫を探し出しましょう。
スズメガの幼虫を見つけたら、群れて大量発生するわけではないので、薬剤を散布するよりも取り除くほうが良いでしょう。
スズメガの幼虫は対にになった足でしっかりと枝につかまっているので、棒でつついたくらいではなかなかとれません。
思い切ってしごいて取り除きます。
まとめ
オリーブの梢によく似たきれいなうすい緑色をしているので、つい気づかずにいてしまいますが、あっという間に葉を食べてしまうので早い段階で見つけて対処することがとても重要です。
比較的病害虫に強いといわれているオリーブですが、外で育てることが多いため飛んでくる虫たちを完全にシャットアウトすることは不可能です。
害虫は必ずやってくる!
という前提で日々の観察をしてみましょう。
大切に育てているオリーブを病気や害虫から守る基本はまず生育環境を整えて丈夫に育てることです。
コロコロした黒いフンが落ちているのを早めに発見できるように、木の株元は常にきれいに整えておくことはとても大切です。
早期発見して早期対応ができれば被害は最小限にとどめることができます。