オリーブを増やす方法はいくつかありますが切り落とした枝で挿し木をするやり方や、種から増やす方法など。
今回は切り取った枝を水に挿しておく「水挿し」の方法を見ていきます。
オリーブの挿し木用の枝で水挿しする方法とは?
オリーブの挿し木用にと切り取った枝に付着した土をあらかた取り除きます。
残った土をキレイに洗い流しましょう。
根は紐などでまとめておくと良いでしょう。
透明のグラスなどに水と液肥を入れてビニール袋を被せて完成です。
後は発根するまでひたすら待ちます。
あらかじめ水挿し用に何本か挿し木を用意して複数水挿しをしておくと良いかと思います。
どれかは発根する可能性があります。
同時進行で土への挿し木も行っていく事をおすすめします。
ここで土への挿し木の方法もご紹介しましょう。
行う時期は生育期である5月~7月がベストです。
剪定した枝を使用します。
葉を3~4枚残し切り口を斜めにカットし2時間くらい水に浸けておきます。
使用する土は、市販で挿し木用の土が販売されていますので、そちらを用意しましょう。
鉢に鉢底ネットを敷きその上から軽いしを30~50cmくらいまで入れます。
次にあらかじめ湿らせておいた土を鉢の3分1くらいまで入れます。
割り箸などで深めに穴をあけ、そこに挿し穂の切り口を下にして土へ挿します。
残りの土を挿し穂が倒れないようにかけていきます。
最後に鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
鉢皿を使用している場合はそのままにしておかず常にキレイにしておきましょう。
発根するまでは一日1回の割合で水やりを行いますが、水切れとあげすぎに十分注意して管理していきましょう。
本来オリーブの木は挿し木で増やすのが難しいとされています。
水挿しの場合、通常の挿し木よりもさらに発根の成功率が下がります。
しかし透明のグラスなどで水挿しを行っていると根の形成過程を見ることが出来るというメリットもあります。
何より工程はとても簡単です。
失敗を恐れず何度も試してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
オリーブは挿し木でも増やすことは出来ますが100%ではありません。
水挿しとなるとさらに確率が低くなると思います。
ほぼ実験のようなものと思って気軽に何度も挑戦して見てはいかがでしょうか。