ここ近年、戸建てにお住いの方でしたらガーデニングに興味を惹かれる方も多いと思います。
マンション住まいだとしても、インテリアグリーンなんて言われる様に、上手にお部屋に緑を飾ってる方のブログ等を見ると「こんな癒される部屋にしたいな・・・」と思いますよね。
しかしながら、あまりキチキチとお世話が出来ないので、初心者でも簡単にできそうな植物はないかな?
と探した時に、候補に挙がりやすい一つに『オリーブ』がありますね。
名前も馴染みがある植物ですよね。
実は、この『オリーブ』は、室内で鉢植えで育てることも出来れば、お庭に地植えする事も出来てしまう万能性に加え、環境や水やりなどもさほど神経質にならなくても育ってくれると言う初心者向けでもあります。
『オリーブ』は見た目も爽やかですし、実も収穫出来ますし、「平和」という意味合いもありますしで、お家のシンボルツリーとして育てているご家庭も多い様ですね。
ですが、地植えした木の場合、根っこが思わぬ成長をしてしまい、後々結構大きなトラブルになってしまった等の報告も多々あるそうです。
例を出しますと、排水管などの配管や、お家の基礎部分に根っこ(毛細根部分)が侵入してしまい,徐々に成長して太くなったため破壊してしまった!等ですね。
こんな話を聞くとちょっと不安になってしまうかと思いますが、植えてしまう前にその植える木の特徴を知って、植える場所を調整してから植えればトラブルの確率は断然下がるはずです。
ここでは、その人気な『オリーブ』の根っこの特徴を調べてみました。
オリーブの根の張り方はどんな感じ?
大体の樹木の根は、「深根型」と「浅根型」に分かれます。
「深根型」というのは、太い根が地中深くまで向かって伸びている根っこを持っている植物です。
比較的に樹木自身も、どっしりとした太くて大きな木が多いですね。
逆に「浅根型」は太い根を深くまで伸ばさずに、横にワサワサと沢山の根を広げるタイプの植物となります。
『オリーブ』は、この「浅根型」に分類されるそうです。
横に広がるということですので、お隣さんや道路に面しているような場所ですと、地中という見た目では分からない場所なのに、自宅の領域を出てしまう可能性がありますので、その辺は要注意ですね。
また、お家のすぐ横等に植える場合も、基礎前に防御壁のような板でブロックしたりしておかないと基礎部分にひっそりと侵入してくる可能性出てきます。
植えるスペースが配慮できるならば、その辺は考慮しておいた方が無難ですね。
そこそこ大きい『オリーブ』でも半径2~3メートル幅で広がっていると考えれるそうです。
ちなみに、実は肥料などを与える時は、幹から半径1~2mを円状に与えてあげると根っこからちゃんと吸収してくれるんだそうですよ。
オリーブの根は深さどれぐらいまで伸びる?
『オリーブ』は横方向にワサワサ伸びるとお伝えしましたが、深さは一体どのぐらいのレベルになるのでしょうか?
土の状態や他諸々と環境の差はあると思われますが、ご家庭の報告ですと20~30㎝との報告があったり、農園の方のお話ですと50~60㎝ぐらいとも言われていますね。
どうやらお宅で植える場合ですと、配管等がどの場所にどれぐらいの深さで埋まっているかの下調べは行った方がいいみたいですね。
また20㎝程の深さの根っこですと、台風みたいな強風で『オリーブ』が倒れてしまうという被害が起きやすくなります。
植える時に、土を調整することと思いますが、深さ50㎝ぐらいを掘り返して調整してあげれば、その深さぐらいのレベルでしっかり根を張ってくれる様になるそうなのです。
しっかり頑張って自立してもらえる様に最初に手間暇かけてあげれば後々、かわいそうに倒れてしまった・・・なんて事も回避出来るかもしれませんね。
まとめ
『オリーブ』を植えた後は、根がどの様に伸びて行っているかは中々確認する事は滅多にないと思います。
幹や枝ですと直に見ることが出来るので、例えトラブルが起きても対処はまだし易いのですけれど・・・。
根の広がりは、枝幅自体と同じくらいと考えられるそうですので、どれぐらいの高さと枝幅まで育てるかを、植える時にシミュレートしておくといいかもしれませんね。
植える時にしっかりと対処しておけば、育てるのは案外手抜きでも何とかなると言われちゃってる『オリーブ』の木ですので、最初に未来の姿を考えてみて下さいね。