鉢植えにして育てているオリーブを植え替えようとしたら、土の中に幼虫を発見!
オリーブの木にも好んでやってきて、土の中に産卵するコガネムシの幼虫の可能性が高いです。
早急に対処しましょう。
鉢植えのオリーブにもやってくる虫!土の中に産卵するコガネムシとは?
コガネムシは5月から9月ころに多く見られるツヤツヤとしたきれいな虫です。
童謡にもでてきて子どもたちには人気の虫かもしれませんが、放っておくと花や葉を食い荒らす困った害虫です。
葉に穴があくなど食害されたあとがないかよく見ておきましょう。
食害された葉は見苦しくなるだけでなく植物が衰弱します。
コガネムシは夜行性も昼行性もいて種類が多く、飛んで容易に植物から植物へと移動できるので、庭植えでなくともベランダに鉢で育てているオリーブの木にも被害が及ぶことがあります。
しかも飛び回るのでその食害されたオリーブにいつもいるとは限りません。
成虫は土の中に卵を産み、ふ化した幼虫は土の中で根を食害しながら越冬します。
根を食害されたオリーブは、養分の吸収ができず、生育できなくなってしまいます。
幼虫は体長1~3センチほどの、乳白色のイモムシです。
植え替えの時などに発見した場合は見つけしだいすぐに取り除きましょう。
庭植えの場合はそれほど深刻な被害はないものの、ベランダなどにおいてある鉢植えなどでは木が枯れてしまうほどの被害がでる場合があります。
被害が見られたら鉢から出して根鉢をチェックすることが大切です。
また、完熟していない腐葉土やたい肥に幼虫の卵が混ざっていることがあるので、植えつけるときは完熟したものを用いるようにしましょう。
春になってさなぎになり、5月ころから成虫が現れはじめます。
発生したら周辺の植物もよく観察をして成虫がいないか確認しましょう。
成虫も見つけたらすぐに駆除します。
まとめ
植物を育てている以上、病気や害虫の被害から完全に逃れることはできませんが、日頃からよく観察をして早期発見し対処をすれば大事にいたらなくてすみます。
庭植えでなくても、外に鉢を出してあれば病害虫の被害がでる可能性は十分にあります。
普段から葉や幹の様子をよく見ておくことはもちろんですが、植え替えの時などに土の中にも何か異変がおきていないか注意して見てみましょう。