オリーブを育てる上で重要なポイントの一つである剪定の作業。
今回はなぜ剪定が必要なのかその理由とお手入れの方法について見ていきましょう。
オリーブの剪定方法と必要性とは?!
オリーブの木を育てるのにとても重要な剪定作業は風通しを良くし病害虫からも守るという予防対策になります。
また剪定をする事でオリーブの生長を促し実の付きを良くします。
ただし、新しく伸びてきた枝を切り落としてしまうと花付きが悪くなり、すなわち実も収穫できなくなりますので注意が必要です。
地植えに比べると鉢植えでの剪定は2年に1回ていどで、樹形を整えるくらいにします。
植え替えの際に一緒に行うと効率が良いでしょう。
剪定の方法としては、オリーブの伸びすぎた枝や細く弱々しい枝を株元から切り落とし密集して絡まった枝も枝分かれしている付け根の位置で切り落とします。
全体のバランスを見ながら形よく整えて剪定しましょう。
枝の本数など左右でバラバラだと見た目が良くありません。
余分な枝を切り押しつつ、良い樹形になるように進めていきましょう。
オリーブの株元から出てくる若い芽を『ひこばえ(若芽)』と言います。
この枝は見栄えが悪く栄養を取られてしまうので付け根から切り落とします。
内側に向かっている枝なども間引き剪定をする事によって風通しも良くなりオリーブの木全体がまんべんなく日光に当たる事が出来ます。
こうしたお手入れは地植えの場合、定期的に行います。
ただし、休眠する1月~2月の剪定などは避けましょう。
休眠中は木が生長を止めているので弱い状態です。
その時にザックリ刈り込みをしてしまうと枯れてしまう恐れがあると言われています。
しかしその一方で休眠期に剪定をする方が良いという説もあります。
生育期前に古い枝や余分な枝を切り取る事で、枝ぶりや実の付き方が良くなるとの事ですが、現在育てているオリーブの健康状態をよく観察しながら慎重に行うようにしましょう。
まとめ
オリーブの木を剪定する事によって見栄えもそうですが、花や果実の付き具合も良くなります。
環境や必要に応じてバランスを見ながら適切な剪定方法で、コマメなお手入れによって美しい樹形を保つようにしていきましょう