地中海などの温暖な地域が原産のオリーブは日本では”実”をつけることが難しいとされてきました。
ですが主に香川県などを中心に生産されるようになり、今では一部の地域の一般家庭でも”実”が収穫できるようになりました。
ですがそのなりにくい大切な実を狙ってくる迷惑な天敵”カメムシ”には困らせられている方も多いのではないでしょうか。
今回はその害虫のひとつである”カメムシ”についてその駆除方法や対策などについてご紹介します!
オリーブに迫る害虫はカメムシってどんな虫?
強い異臭を放つ厄介者としてもおなじみのカメムシはオリーブにとっても厄介な相手です。
他の害虫のようにオリーブの木を狙い枯らせてしまうわけではなく木自体には被害が無く見落としがちですが実はオリーブの大切な”実”に対する被害が絶大なのです。
もともと日本の気候では実りにくいのにようやく実ったとしてもカメムシの被害に合ってしまうと”実”の中の水分が吸われてしまい変色してしまうのです。
変色してしまった”実”は収穫しても食べることができないのでせっかく育った”実”がだめになってしまいます。
オリーブに害をなすカメムシの駆除方法は?
ではオリーブに近寄ってきたカメムシはどのようにして駆除するのでしょうか?
オリーブの”実”から水分を吸うカメムシは成虫なので飛び回るため捕まえるのは容易ではありません。
また気温の低い時間帯はカメムシの動きが鈍くなるので少しは駆除しやすくなりますがカメムシは悪臭を放つ習性があるため触ることはおすすめできません。
また、大量発生するため1匹ずつ対応しているときりがありません。
ですのでカメムシの駆除には殺虫剤がおすすめです。
そもそも大量発生してしまった場合の対処法としては殺虫剤以外になかなか有効な策が見つけられていないのです。
オリーブをカメムシから守るための対策方法は?
ではオリーブに発生してしまったカメムシの駆除が難しいのならカメムシをオリーブに寄せ付けないための対策をしましょう。
カメムシを寄せ付けないためには周りの雑草を忘れずに刈り取りましょう。
雑草はカメムシにとって過ごしやすい環境のため住処になるだけでなく雑草を伝いオリーブの木に簡単にたどり着きやすくなります。
また同様の理由で落ち葉も越冬に利用したり住処にするのでできるだけ溜め込まないように清潔に保ちましょう。
まとめ
カメムシが大量発生した場合の駆除方法は殺虫剤以外、あまり有効な策が無いためできるだけ寄せ付けないように予防対策をとりましょう。
雑草や落ち葉などを除去し清潔にするだけでもカメムシの発生率が格段に下がります。
大切な”実”を守るために予防対策はしっかりしましょうね。