オリーブの木は丈夫で生命力があり、病害虫や水やりに気を付ければ、それほど管理に手間がかからないといわれている植物です。
ただ、鉢植えの場合は根が浅い分定期的に植え替えを行わないと根詰まりを起こして弱ってしまう事もあるんです。
また、最初は鉢植えで育てていたが、シンボルツリーとして地植えに植え替えるといった事もあるでしょう。
間違った方法で植え替えを行うとオリーブが枯れてしまう事があります。
今回はオリーブの木を植え替えた後に、枯れたような症状になってしまった原因と対処法についてです。
オリーブの植え替え後に枯れる原因は?
オリーブが枯れてしまったのかなと思うわかりやすい症状に、葉が黄色くなって落ち始めるという症状がありますね。
もしくは、かさかさして丸まってしまったという場合もあります。
オリーブは植え替えなどで環境が変わると、葉が黄色くなり一時的に葉を落とすことがあります。
他に原因も見当たらず、根も正常な場合には環境になじんでくると落ち着くので心配はいりません。
ただ、植え替えの時に根を傷めてしまった場合、放っておくと完全に枯れてしまう可能性があります。
対処法として、枯れた葉や枝はそのままにせずきれいに取り除きます。
細い枝なども剪定し、明るい日陰でしばらく管理して様子をみることになります。
植え替え後にオリーブを枯らさないようにするためのポイントをお伝えします。
植え替え時期の一番良いタイミングは気温が暖かくなる3月、4月頃になります。
大まかにいうと、真夏と真冬以外であれば基本大丈夫です。
植え替えの際、土を落として根をほぐしますがやり過ぎないように気をつけましょう。
オリーブは極端な環境の変化に弱いです。
土を丸ごと取り換えてしまうと、枯れやすいです。
また、必要以上に根を取り除くのも避けましょう。
黒く変色している根、細く伸びきった根などは切り落とします。
新しい土は、あらかじめオリーブ栽培用に配合されているオリーブ用土を使うのが便利です。
後は、支柱でしっかりと支えたっぷりと水やりをして、環境になじむまで様子をみましょう。
まとめ
植物の植え替えは、その植物の性質にあわせて時期や方法も変わってきます。
どの植物も急激な環境変化にはついていけない事が多いので、土の落とし方や根の処理には少し注意が必要ですね。
鉢植えのオリーブは特に定期的に植え替えが必要ですから、正しい方法を身に付けて植え替え後に枯らしてしまう事のないようにしたいですね。