品種の数が多いオリーブ。
屋外や室内でいろいろな楽しみ方が出来る植物です。
今回はそんなオリーブをもっと増やすための葉っぱを使った挿し木の方法やコツをご紹介します。
オリーブの葉っぱを付けた枝で挿し木をする「緑枝挿し」とは?!
オリーブの木はいくつかの方法で増やす事が出来ます。
1番一般的な挿し木の方法で「緑枝挿し(りょくしざし)」という方法があります。
「緑枝挿し」は、新芽の付いたその年に生えた細い枝を使用します。
オリーブの木が活性化する5月~7月頃に行います。
使う枝は葉っぱを3~4枚残し10~15cmでカットします。
清潔な剪定ハサミやナイフで枝の切り口を斜めにカットし水に1~2時間浸けておきます。
水に浸けておく長さは長すぎても短すぎても成功率が良くないようです。
挿し木をする前に水気を取った枝に発根促進剤を切り口に塗ります。
水や栄養の吸収を促し根が生えやすくなります。
つづいて、使用する土は挿し木用の土を用意しあらかじめ湿らせておきます。
ビニール製の鉢に土を入れます。
割り箸などで土に深めの穴をあけそこへ枝を挿します。
挿し木が倒れないように上から土を少し盛り上げるようにかけておきましょう。
直射日光に当てない様に明るい日陰に鉢を置きましょう。
発根するまで水やりは1日1回土が乾かない様に管理します。
挿し木をする上でもっとも注意しなければいけないのは水切れや水のあげ過ぎです。
発根するまでは絶対に乾燥させてないように気を配ります。
しかし逆にあげ過ぎても根腐れを起こしてしまうので、慎重に適量を与えるようにしましょう。
だいたい1ヶ月~2ヶ月くらいで発根するでしょう。
「緑枝挿し」以外で「休眠枝挿し」という2月頃に行う挿し木の方法もありますが、やり方はほぼ変わりません。
「緑枝挿し」にしても「休眠枝挿し」にしても、発根の成功率はあまり高くないと言われています。
発根させるコツは、適切な水やりや温度調整など正しい管理を行うことが大切です。
まとめ
オリーブの挿し木の方法として葉っぱを残す「緑枝挿し」をご紹介しました。
オリーブの挿し木は全体的に成功率があまり高くはありませんが、正しい方法で、また良い環境の下管理する事で成功率を上げて行ければ良いですね。