最近ではオリーブの木は食用としても観賞用としても人気があり、地中海地方原産のオリーブの木はどこか異国情緒漂うおしゃれな感じの雰囲気を持っています。

生命力がとても強く、大きく育ち葉も良く茂るので、庭のシンボルツリーや生垣などにして楽しんだり、また、寒冷地では鉢植えにして寒い冬には室内に移動して育てることができるため、様々な地域で育てることができます。

大きく育った木は剪定をして、比較的自由な樹形にすることができるので自分好みのオリーブの木に仕立てて楽しんでみてはいかがでしょうか。

そんなオリーブの木ですが、大切に大きく育てた木を増やしたい時にはどのようなやり方があるのでしょうか。

オリーブの取り木を成功させるには?

オリーブの木を大事に大切に育ててきて、今度はその木を増やしてみたいとお考えの方も多いかと思います。

そんな時、どのようなやり方があるのでしょうか。

樹木の増やし方として、基本的には挿し木、接ぎ木、取り木などといったやり方が一般的ではないでしょうか。

その木の状態により、やり方はどれを行っても良いと思いますが、大きくなりすぎて枝をたくさん剪定した場合はその枝を挿し木として増やしていくやり方が良いのではないでしょうか。

では、取り木を行う場合はどの様にやるのが良いでしょうか。

取り木は枝の途中で発根させるやり方です。

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取り木を行う時期は一般的には春先から秋ごろまでが良いとされています。

あまり真夏の酷暑の時は避けた方がよさそうですが、管理をしっかり行っていれば成功するでしょう。

準備するものは、水苔、ラップ、ビニールテープなどです。

発根させる枝を決めその枝の途中5~10cmほどをカッターなどで皮を剥きます。

水にたっぷり濡らした水苔を皮を剥いだ枝のところに巻き付けます。

発根するまで水をやるので多めに巻きましょう。

その上にラップを巻き、ラップを巻いた上下を固定するようにテープでしっかり貼り付けるのですが、上の部分はお水をやるので少し隙間が出来るよう細い枝などを一緒に巻いておくと良いでしょう。

これで、終了です。

発根するまでの期間は水苔が乾いてしまわないようしっかりと水分補給することが失敗しないコツです。

根が水苔の周りへ出てきたことが確認出来たら枝を切り土へ植え替えましょう。

まとめ

オリーブの木の取り木は、生えている木から直接根を出して増やすやり方なので、意外に簡単に行えます。

失敗しないコツはやはり水苔を乾かさないこと。

これをしっかり守れば意外と簡単に出来るようです。

大事に大切に育てたオリーブの木から、是非取り木を行って増やしてみてはいかがでしょうか。