オリーブの葉の様子がおかしい?!

くるっと丸まっていたり、数枚の葉が重なって綴られていたりするのを見つけたら、それはハマキムシが発生している可能性があります。

オリーブは丈夫で手入れも容易なうえに鉢植えでもよく育つので、近年ガーデニングで人気が高まって、ベランダや店先などでもよく見かけるようになりました。

しかし、手がかからないとはいっても病気や害虫をまったく寄せ付けないことは不可能です。

普段からよく観察して被害が大きくなる前に適切な対処を心がけましょう。

オリーブにつく害虫、ハマキムシとは?

ハマキムシは5月から10月頃にかけてくりかえし発生するガの幼虫の呼び名です。

いろいろな種類がいますが、白っぽい綿のような糸で葉を巻いたり綴ったりして巣をつくります。

葉の中には幼虫が隠れていて葉を食べています。

幼虫はやがてさなぎになり、成虫になるとまた卵を産んで、その幼虫がまた葉を巻きます。

多くの種類が幼虫の状態で冬を越すことができます。

幼虫は成長すると食べる量も増え、気づかずに放置すると葉がぼろぼろになってしまうので早期発見し対処できるようにしましょう。

スポンサードリンク

オリーブにハマキムシがついてしまった!適切な駆除方法は?

巻いた葉を見つけたら葉を開いて中の幼虫を駆除するか、葉ごと押しつぶします。

しかし、幼虫はいがいと素早く動きくので、もたもたと枝を揺らしたりしていると危険を察知して逃げ出してしまいます。

手っ取り早いのは巻いたり綴られたりした葉を枝ごと切り取って捨ててしまう方法です。

もし大量発生してしまったら、ゼンターリ顆粒水和剤(1000倍希釈)などが有効です。

オリーブを守りたい!ハマキムシがつかないようにする対策は?

害虫から大切なオリーブを守るにはまずよく観察することです。

外で育てることが多いため、まったく害虫をつかないようにすることはかなりむずかしいことです。

幼虫に巻かれた葉を見つけたらすみやかに取り除き、被害が大きくなるのを防ぎましょう。

早期発見して早期の対応することが被害の拡大を防ぐなによりの方法です。

薬剤を使用する場合は説明書にしたがって正しく散布しましょう。

ゼンターリ顆粒水和剤は天然成分を使用していて、速効性こそないものの食害はすぐ止まり、収穫の前日まで安心して使用することができます。

まとめ

オリーブは外で育てることが多いのでどうしても病気や害虫の被害を受けやすくなります。

しかし、病気や害虫以外にも植物の元気がなくなる原因はあるものです。

日当たりや水やり、肥料など、日頃のお手入れにも問題はないか確認してみましょう。

そのうえでオリーブからのSOSのサインを見逃さないように、日ごろからよく観察し、早め早めに対処できるようにすることが大切です。