地中海地方が原産と考えられるオリーブ。

モクセイ科オリーブ属の常緑樹で一年中楽しめるのでとても人気があります。

今回はオリーブの栽培や肥料、または追肥の方法などをみていきましょう。

オリーブの栽培の仕方や肥料や追肥は?!

オリーブは地植え、鉢植えの二通りの方法で栽培出来ます。

大きく育てたい場合は地植えにするのがおすすめです。

品種によっては10mくらいの大きさに育つこともあります。

栽培の仕方は、まず植える場所を決めましょう。

大きく育てるにはそれなりの広さがないといけません。

次に土作りをします。

オリーブの木は水はけの良い弱アルカリ性を好みますので、植え付ける場所を中心とした半径1mの場所に酸性化した土を中和するための苦土石灰を混ぜておきます。

その際、土壌改良として腐葉土と堆肥を混ぜて耕しておくと根の張りが良くなります。

植え付けは植えるオリーブの木の大きさに合わせて穴をあけ、周りの土より高めに盛り上げます。

その中心にくぼみをつくりオリーブの木を植え付けます。

強風対策として支柱で固定させておきましょう。

全体にたっぷり水やりをします。

その後の水やりは雨水で十分補えるので必要ありません。

ただし、真夏の乾燥しやすい時期は水切れに注意しましょう。

日照りなどが続くようでしたら気温が高い日中は避け涼しくなる早朝か夕方にあげましょう。

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肥料は2月と10月に適量を施します。

地植えでは追肥の必要はありません。

植えた直後は肥料を与えず暖かい時期には2週間くらい、寒い時期は1ヶ月くらいで置肥をしましょう。

冬の寒さを経験することで実をつけるオリーブの木ですが、霜や凍結に弱く寒冷地での地植えは不向きとされています。

続いて鉢植えでの栽培方法を見ていきましょう。

鉢植えでしたら寒冷地でも育てるのは難しくありません。

まず置き場所ですがオリーブの木は日光を好む植物です。

耐陰性は低く日の当らない場所では枝が貧弱になってしまいます。

日当たりの良い場所で管理しましょう。

寒い時期はマイナス3度以下にならないように温度管理をしっかり行うことも大事です。

冬場はベランダなどに置いてあるものは室内へ取り込んでおきましょう。

水やりの頻度は鉢の土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

受け皿をしている場合は放ておかずコマメに捨てましょう。

根腐れの原因になります。

鉢植えにおいても、真夏の日中の水やりは避け、朝と夕方の涼しい時間帯にあげましょう。

また葉水をして葉の保水もしてあげると良いでしょう。

鉢植えでの肥料の時期は2月と10月に加えて6月に追肥する必要があります。

2月~3月で花が散った後、枝を充実させるためと真夏の暑さを乗り切るためにこの時期の追肥は大切な作業の一つになります。

まとめ

オリーブの栽培や追肥について見ていきました。

オリーブを地植えにするか鉢植えにするかで栽培する方法が多少異なりますが、日当たりと水やりの頻度、肥料の時期などそれぞれ重要な作業になります。

いずれにせよ最適な環境で育てて行く事が大切です。