主に地中海地方を原産とするオリーブですがその種類は500種ほどあると言われています。

オリーブと言えばオリーブオイルや果実の塩漬けなど食用としても用いられます。

しかしなんといってもその樹形や葉の形などを観賞して楽しめるのがオリーブの最大の魅力でしょうか。

そんなオリーブの木を挿し木で増やす場合の重要なポイントは水やりです。

今回は挿し木での適切な水やりの方法について見ていきましょう。

挿し木で増やすオリーブの水やり方法は??

オリーブの木を挿し木で増やす場合の一般的な方法としては「緑枝挿し(りょくしざし)」があります。

しかし100パーセントの確率で増やせるわけではありませんので、そこを踏まえて行っていきましょう。

生育期の5月~7月が「緑枝挿し」を行う適期になります。

挿し木用に使う枝はその年の新しい枝を使います。

春先に選定したものを何本か取っておいて使用することも可能です。

失敗してもいいように複数本用意しておく事をおすすめします。

挿し木で成功率をあげるコツの1つは、切り取った枝の切り口を斜めにカットする事です。

そうする事によって水の吸水面を増やすことが出来ます。

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また、実際に挿し木をする前に枝を1~2時間程度水に浸けておきます。

挿し木用として切り取るのは新しくあまり水分を含んでいない部分の枝なので、挿し木をする前に水分を吸収させておくと成功率も上がります。

水に浸けておいた挿し木用の枝は水を切って挿し木する直前に発根促進剤を切り口に塗っておきます。

これをする事によってより早く発根すると言われています。

挿し木から発根を促すには水分の補給がとても重要になります。

本来オリーブは乾燥に強い植物なのですが、挿し木から増やす際は水切れを起こさないよう細心の注意が必要になります。

基本的には発根するまで1日1回の水やりを行います。

タイミングの目安としては土が乾いてからあげましょう。

通常の水やりのようにたっぷり水やりをするのではなく、コマメに適量を与えます。

水切れもダメですが、与えすぎても根腐れの原因になりますので、十分注意して作業しましょう。

まとめ

オリーブの挿し木での水やりの方法や発根するための重要なポイントなどを見ていきました。

乾燥に強い植物だからと水やりを疎かにせず、季節や環境などに適した方法で行っていけばおのずと成功率も上がるのではないでしょうか。