オリーブの天敵である”オリーブアナアキゾウムシ”に食害されてしまうと最悪の場合枯れてしまうといわれています。
ですが大切に育ててきたオリーブをやすやすと諦めて枯らしたくは無いですよね。
そこで今回はオリーブアナアキゾウムシに食害された場合でもオリーブを復活させる方法があるのかを調べてみました。
オリーブがゾウムシに食害されてもできる復活方法は?
オリーブアナアキゾウムシはオリーブにとって致命傷を与えるほど脅威な存在です。
被害としてあげられる主な症状は、オリーブの根元付近の樹皮がゾウムシの成虫に食害され木質部(もくしつぶ)を巣穴にされてしまい卵を産み付けられます。
そしてそこで孵化した幼虫は木の芯の部分までオリーブを食害してしまうのです。
それによって、オリーブの木は水や栄養を運ぶ道管が傷つけられることで水分も栄養分も行き渡らなくなり葉が黄色くなったりそのまま枯れてしまったりします。
また、運よく枯れなかったとしても強風や突風、台風などの影響でバランスを崩し転倒したり折れてしまう場合もあるのです。
ではゾウムシに食害されてしまったオリーブは枯れてしまうのをただ待つことしかできないのかというとそうではありません。
ゾウムシを早期発見し駆除、対策をすることでオリーブを復活させられる可能性があるのです。
オリーブがゾウムシに食害されているかを見極めるには、木の根元の周りにおがくずが落ちていないかこまめに観察することがポイントになります。
おがくずが落ちている場合は高確率で害虫に食害されています。
おがくずを見つけたら根元付近の樹皮にかさぶたのような腐敗している部分を探しましょう。
見つけたらその部分をナイフなどの先が尖った物で削るとぼろぼろと崩れる木質部が現れます。
そこにいる幼虫や成虫ごと腐敗している部分を削り取りましょう。
削り取った後は消毒をしてスミチオンをしっかりと散布しましょう。
オリーブは生命力が比較的高い木として有名なのでゾウムシの食害によって腐食してしまった部分をしっかり取り除き消毒をすれば復活してくれる可能性があります。
といっても弱ってしまっているので上の方の枝を少しずつ切り落とし軽くしてあげることが大切です。
この剪定を行わないと枝や葉などオリーブ全体に栄養を行き渡らせようとして幹を再生させる前に疲れて枯れてしまうので必ず軽くしてあげましょう。
まとめ
今回調べてみてわかったことは、オリーブがゾウムシに食害されてしまったら腐食部分と成虫、幼虫を削りだして消毒し、スミチオンを50倍希釈にしたものを散布し、枝葉を軽くなるように剪定すると再生しやすくなるということでした。
これらを参考に大切なオリーブの木を再生させてくださいね。