オリーブは成長が早く、一年で数十㎝も枝を伸ばすこともありますので、定期的な剪定を行うことが大事になります。

特に新芽が出始めて本格的に成長を始める前である3~4月に行うのが適当だといわれます。

花は新芽にしかつきませんので、成長の妨げにならないようにする意味もあるのですね。

しかし、せっかく生えてきた新芽がしおれてくることがあります。

原因は何なのでしょうか?

ここでは、オリーブの新芽がしおれる原因と対処方法についてご紹介します。

オリーブの新芽がしおれるのはなぜ?

オリーブの新芽がしおれるのにはいくつかの原因があります。

室内栽培で特に起こりやすいことですが、急激な環境の変化についていけないためにデリケートな新芽にダメージを与える場合があるそうです。

例えば冬の間室内に置いていた鉢植えのオリーブが、あまり日当たりのよくない環境で新芽を出してしまった場合、急に日当たりのいい場所へ移動されたことに対応しきれずしおれたり葉焼けを起こす可能性があります。

できれば新芽が出る前に日当たりのいい場所に出しておくのが一番ですが、先に新芽が出た場合はまず明るい日陰にしばらく置いて慣らしてから、徐々に日なたに置く時間を増やしていくのがいいでしょう。

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オリーブがしおれる原因は?

オリーブがしおれる原因には、水不足や日照不足など環境的な要因と、病害虫の影響があるでしょう。

乾燥に強い木ですが、夏の猛暑の後などに土が完全に乾いてしまうことなどがあるので、その時期には特に注意が必要です。

また、水を吸いあげてくれる根が弱っていると木全体に影響があります。

鉢植えの場合は、特に水やりのしすぎによる根腐れや、鉢のサイズが小さくなることによる根詰まりなどにも気を付けるべきですね。

また、屋外で栽培する場合は、害虫の被害が大きくなります。

幹を食い荒らすオリーブアナアキゾウムシや新芽を好むハマキムシ、スズメガの幼虫など、また根を食い荒らすコガネムシの幼虫などが天敵になるでしょう。

まとめ

早春に生えてくる新芽は、花が咲いて実をならせる大切な部分です。

丈夫といわれるオリーブですが、生えたての新芽を急激な環境の変化でしおれさせないようにしたいものですね。

鉢植えの場合は、新芽が出る前にあらかじめ日当たりのいい場所に置いておくことをおすすめします。

また、屋外で栽培する場合は病害虫の影響で木全体がしおれることもあるでしょう。

日々の観察による早期発見と適切な対処を行い、元気な木を育てたいものですね。