オリーブの枝は柔らかくしなるので、早々折れたりはしませんが、苗木を安定した土壌で育てるには、支柱が必要です。

支柱にはどのようなものを使用し、いつ外せば良いのでしょうか。

オリーブの支柱はいつまで必要?

植物の支柱には、鳥居支柱ほか、布掛け支柱、八掛け支柱等があります。

オリーブに活用する支柱はどのタイプでも問題ありません。

ちなみに、鳥居支柱はその名前の通り、神社にある鳥居の形をした支柱になります。

使用する材料は丸太の木、針金、シュロ縄、釘、杉皮です。

布掛け支柱は生垣のような複数の樹木をまとめる際に活用される方法です。

材料は同じく丸太の木、竹、針金、シュロ縄、釘、杉皮です。

八つ掛け支柱はクリスマスのもみの木を支える単独の樹木におすすめの支柱になります。

材料は、竹、シュロ縄、針金、杉皮。

3本、もしくは4本の竹を用いますので、必要数に応じた竹を用意しましょう。

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支柱は、オリーブの根が安定して張れる、また、幹が動かないようにするためには必須なアイテムになり、特に植えて間のないオリーブならば、なおのこと、立てておくことをおすすめします。

支柱を立てる方法は、そう難しくはありません。

鉢植えの場合は、鉢の底まで届く長さのものを用意して、鉢の底まで挿し込みます。

主の枝にシュロ縄を八の字で結びつけたら、完了です。

あまりきつく結ぶことはありませんが、結び目が緩いとほどけてしまうので、注意しましょう。

シュロ縄には耐久性の高いナイロン素材のものが売られておりますが、通常のシュロ縄も、そう簡単にはほどけません。

情緒・雰囲気を大切にしたい時は、シュロの毛でつくったシュロ縄をおすすめします。

シュロ縄は、シュロという木の幹に生えている茶色の毛を紐状にして、墨で黒く着色したものになります。

丈夫で滑りにくく、外観的にも植物・樹木の邪魔をしない色合いをもつほか、木々を傷めにくいというメリットがあります。

最後に、いつまで支柱が必要なのかについてですが、庭植えの場合、雨、風の抵抗を受けるので、できるだけ長く支柱で支えておきましょう。

鉢植えを部屋に置く場合は、なくても構いません。

まとめ

日本は台風の被害を受けやすいエリアにあるため、横に広がる習性をもつオリーブには、枝を支える支柱が必要です。

横に広がるのを避けたい方は、枝が伸びるたびに先端を切り落とし、好みの形に剪定してみてはいかがでしょうか。