オリーブオイルやオリーブの実で有名なオリーブの木。
最近では、平和のシンボルでもあることから家庭のシンボルツリーとして育てているお宅も多いようです。
乾燥に強く生命力あふれるオリーブの木ですが、害虫被害をうけ枯れてしまう事もあるんです。
どのような害虫がいるのか、また害虫被害にあってしまう原因と対処法もご紹介します。
オリーブの木が枯れる!?オリーブにつくのはどんな虫?
オリーブの木を枯らす原因にもなる、害虫の主なものを具体的に見ていきましょう。
・オリーブアナアキゾウムシ
虫の名前に「オリーブ」がついている事からもわかりますが、オリーブの木につく害虫の代表です。
このオリーブアナアキゾウムシは日本にしか存在しない虫だそうです。
夜行性の虫なので昼間は見つけにくいかもしれません。
オリーブアナアキゾウムシのやっかいな所は、木の中に卵を産み付ける事なんです。
木の中なので、外から見ただけではわかりません。
オリーブの木をよく観察し、穴が空いている場合、株の根元に木くずがたくさん落ちている場合は、卵・幼虫がいる証拠です。
見つけしだい駆除します。
その後殺虫剤も使った方が安心です。
・コウモリガの幼虫
春から秋にかけての被害が多いです。
コウモリガの幼虫は、オリーブの枝を食べます。
細い枝だと、食べられた部分からすぐに弱っていきます。
枝を普段からよく観察しましょう。
穴があいている部分がある、周りにフンらしきものがある、といった場合は被害にあっている可能性が高いです。
適切な管理をしているのに、枝の先から枯れているようなら、コウモリガの幼虫被害を疑いましょう。
対策として、穴の中に細い棒などでつつくと駆除できるほか、殺虫剤も有効です。
害虫被害はなかなか食い止めるのが難しいのですが、被害が大きくなってしまう原因として、普段からよく観察してあげていない事があげられます。
元々、とても丈夫な木ですが、日当たり・水やり・風通しなど栽培環境を整え、元気に育てるようにしましょう。
オリーブの木が元気であれば、多少害虫がついても枯れてしまうまではいかない事が多いです。
まとめ
オリーブアナアキゾウムシやコウモリガの幼虫の他にも、新芽が大好きなハマキムシやオリーブの実を食べるカメムシなどがいます。
どの害虫に対しても、被害を大きくしないためには早く見つけて駆除する事が大切になってきます。
丈夫な木だからといって、放っておかず日頃の観察もきちんと行うとよいですね。