オリーブは成長が早く、鉢植えで育てている場合には特に定期的な植え替えが必要な植物です。
植え替えを行わずにいると、伸びすぎた根が張り根詰まりをおこしてしまいます。
根詰まりを起こしていると、水分も栄養も行きわたらず木全体が弱ってしまいます。
オリーブの葉が茶色になって次々と落ちて、木全体が元気なく枯れそうだなと思ったとき、対処法として植え替えを行う方法があります。
今回はオリーブが枯れそうだなという状態の時の植え替え方法と、枯れたと判断できるのはどのような時かお伝えしますね。
オリーブの木の枯れそうな時の対処法とは?
では、枯れそうな状態のオリーブの木を鉢から抜く作業からです。
オリーブの根は浅く広く伸び根を張り巡らせるため、根詰まりを起こしているような時は特に鉢から抜くのも大変です。
割ってもいいような鉢の場合は、トンカチか何かで叩き割って構いません。
割れないような鉢の場合は、スコップで少しずつ掻きだしていきます。
鉢から出したら、まずは根の状態を確認しましょう。
害虫がいないか、根腐れや根詰まりはどうかをチェックしていきます。
害虫がいる場合は駆除しましょう。
スコップや熊手を使い土を取り除いていきます。
弱い根や腐っている根は土と一緒に取れてくると思います。
悪くなっている部分や弱い根は、元気な根を傷つけないように丁寧に取り除き、新しい鉢に植え替えします。
ホームセンターなどではオリーブ用の土が販売されていますので、利用するのが便利です。
苦土石灰も混ぜ土の酸性化を予防します。
植え替えたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげ、根が落ち着くまで2~3週間日陰で管理しましょう。
オリーブの木が枯れたのはどうやって判断するの?
オリーブの木が弱っていて枯れそうだと思った時、対処法として植え替えする方法がありますが、オリーブの木が枯れたと判断するのはどんな時なのでしょうか?
一般的にいわれているのは、枝を切ってみて切り口が茶色の場合にはもう枯れてしまった植物と判断します。
これは、オリーブの木以外の植物にも当てはまることです。
切り口が緑色ならまだ望みがあるという事になります。
植え替えをする前にあまりにも元気がないような場合は、枝を切って確認してみるのもよいかもしれませんね。
まとめ
オリーブは生命力のある木としても好まれている植物です。
枝を切って、切り口が茶色で枯れてしまったと判断できる状態でも、かろうじて根が生きている場合もあるようです。
できるだけ剪定して、コンパクトにしてからお世話を続けていると、もしかすると新芽をつけて復活することもあるかもしれませんよ。