オリーブは、日本の家庭にも多く植えられ、観葉植物として育てられたり、庭にシンボルツリーとして栽培されたりと、多様な活躍を見ています。
地中海沿岸を原産地にする樹木で、ここ20年ほどで国内でも瀬戸内海沿岸でのオリーブの栽培は、非常に盛んなところです。
オリーブは、育てて行く中で樹形を整える剪定が必要な時がありますが、オリーブの大木の剪定方法や注意点については、悩ましいところです。
そこで今回は、オリーブの大木の剪定方法や注意点について紹介いたします。
オリーブの大木の剪定はどのようにする?!
オリーブも長年育輝と、大木になります。
背の高いものであれば、5mを超える高さになるものもあります。
大木を選定する際には、技術があります。
まず使う道具ですが、清潔なものを選びます。
大木となってくると、枝も太いものが多いので、切り口が気になります。
その切り口から雑菌や害虫が入り込み、大木そのものにダメージを与えて枯らしてしまうことがあるのです。
道具は錆びていたり、汚れていたりするものは避け、清潔なものを選びましょう。
次に選定の順序ですが、枯れている枝や変色している葉のついた枝からカットしていきます。
次に下側や内側に向いた枝をカットしていきます。
最後に全体のバランスを見てカットしていきます。
この剪定の流れは、大木でなくても同じなのですが、大木の場合、気にしておきたいことがあります。
それは、切り口の向きです。
人が下から大木を見上げたときに、その切り口が見えてしまうような剪定の仕方は良くありません。
切り口が上を向き、下から見えないようにするのが大木を剪定するときのポイントです。
つまり、切り口の斜めに切るということです。
切る場所にも寄りますが、幹と枝のバランスを考えて切り口をカットします。
最後に切り口の部分に癒合剤を塗っておくと剪定をしたことでできた切り口に害虫などの外部から刺激を与えなくて済むので枝と樹木が落ち着きます。
まとめ
今回は、オリーブの大木の剪定方法や注意点について紹介しました。
大木の剪定は、高い箇所をやる倍位には、十分安全に注意して行ってください。
その上で、今回紹介した方法をマスターして、ぜひ、樹形の良いオリーブを育てて、お庭の印象をさらにおしゃれにして欲しいと思います。