オリーブにとって天敵のゾウムシ、”オリーブアナアキゾウムシ”。
大量発生してしまうと成虫幼虫ともに1匹ずつ駆除することはとても難しいので薬でどうにかしたいと思いませんか?
ゾウムシに効く薬があるのか、どのような薬なのか気になりますよね。
そこで今回はゾウムシに効くおすすめの薬やよく間違われる薬についてご紹介します。
オリーブアナアキゾウムシは薬で撃退できるの?
結論から言ってできます。
一般的に”農薬”といわれる種類のものです。
農薬といわれると人体に影響が無いか不安に思う方もいると思いますが、使用方法や回数、時期などを正しく守ればほとんど問題ありません。
ではどのような農薬なのかをご説明します。
オリーブをゾウムシから守るスミチオンって?
ゾウムシに効果があるといわれている農薬は”スミチオン”という農薬で50倍に希釈して散布します。
4月、6月、8月の年3回の時期のみの使用と決められていて年3回以上散布するとオリーブに異状がでる場合がありますので必ず時期、回数を守りましょう。
散布は霧吹きなどで行います。
マスク、手袋、汚れてもいい服と念のためゴーグルなどもあると風が吹いていても安心してお使いいただけます。
散布場所はオリーブの木の根元付近やゾウムシがあけたと思われる穴の中です。
穴の中にはしっかりと流し込むようにかけてください。
成虫に直接かけてもじわじわとですが効いてきます。
また幼虫の成長予防にも効果的ですのでしっかり撒いておきましょう。
オザーさん「オリーブの木」は縁起悪いよ。オリーブは日本じゃ害虫が強くて大きくなれないのよ。モクセイ科につくゾウムシは日本固有種だったりするし。スミチオン効くけど。
— 猪倉 Wild Farm (@inokura) 2012年7月3日
オリーブアナアキゾウムシにオルトランは効くの?
【オリーブ 農薬】で検索をかけると出てくる”オルトラン”。
オリーブの害虫駆除の農薬の代表といえば”オルトラン”というくらい有名なこの薬をゾウムシが発生した場合の散布薬としておすすめしている方もいますが実はゾウムシにはあまり効果を発揮しないといわれています。
なぜならこのオルトランは”カミキリムシ”用の農薬でゾウムシは専門から少し外れてしまうためです。
よく間違われがちですが、ゾウムシに効く農薬は”スミチオン”のほうなので混同しないよううに気をつけてくださいね。
まとめ
今回はゾウムシに効く農薬とよく間違われる農薬についてご紹介しました。
よく効く農薬は”スミチオン”で50倍に希釈し霧吹きなどで散布します。
農家さんがよく使っているような噴霧器がとてもおすすめです。
またよく間違われる農薬は”オルトラン”で、カミキリムシ用の薬です。
農薬なのでゾウムシにも多少の効果があるかもしれませんがあくまでもカミキリムシ用です。
農薬は決して人体にいい影響を与えるものではありませんので用途に合った使い方を強くおすすめします。