栄養たっぷりのオリーブ。
庭に植えている方も少なくありません。
ですが、オリーブの木を生育するには気候・土壌ほか、様々な条件があります。
その条件について、分かりやすく説明します。
オリーブの生育に必要な条件とは?
オリーブを生育するために必要な条件の一つに、土壌の通気性があります。
オリーブは砂地でも栽培用の土ほか、どんな土壌でも十分に生育させることができますが、土壌の通気性に関しては、注意が必要です。
たっぷりと水をやっても、吸水・排水が悪い場合は生育が極端に悪くなりますので、注意しましょう。
水をやった後、土への浸透を確認することをお忘れなく。
ちなみに、高い保水力をもった土壌では品質・収穫量ともに安定した生産が見込めますが、吸水・排水が悪い場合は品質が悪くなり、思うような収穫はできません。
オリーブの生育に最適な温度は?
オリーブを育てるには、年間2000時間以上の日照時間が必要です。
日照時間が短い寒いエリア、日陰になる場所では日差しを求めるあまり、木がそちらに向く傾向にありますので、日差しには十分に注意しましょう。
ちなみに、最適な気温は、一年を通じて14~16℃。
比較的温かいエリアで育てることが望ましいですが、寒いエリアでも、10℃以下にならないエリアであれば、育てることができます。
オリーブ栽培に適した季節は?
オリーブは6月に開花時期を迎える果樹になりますので、種まきは3~4月に行います。
日差しを好みますので、日当たりの良い場所に植えましょう。
庭植え、鉢植えでも栽培できますが、水やりは土の表面が乾いてからが基本です。
肥料は、庭植えの場合は2月・10月に、鉢植えの場合は2月・6月・10月に行いましょう。
おすすめの肥料は、有機質肥料、もしくは、速効性化成肥料になります。
まとめ
オリーブは育て方が難しい果樹ではありませんが、受粉させるには受粉樹が必要になります。
果実の収穫は10月下旬から11月中旬。
果実は青から徐々に赤くなっていきますが、そのままでは苦くて生食はできません。
果実を活用したい場合は塩漬け、もしくはバージンオイルとして楽しみましょう。
一般的には、小さい果実はオイルに、大きい果実は塩漬けとしての活用をおすすめします。