近年の健康食品ブームの中で、“オリーブオイル”を耳にした事があるかと思います。

また、自然食品や家庭栽培なども同じ頃に盛り上がっていきましたね。

オリーブオイル等オリーブに纏わる食材も体にいいと言われる成分がいくつも入っていて人気ですよね。

“オリーブ”は、実際に木を育てたりするのも、それほど大変ではない事でも人気がある木です。

ですので、お家で育てた“オリーブの木”から収穫した実で、自家製オイルにしたり、オリーブ漬けを作ったりしたいと思われる方達も多数に渡っていらっしゃるかと思われます。

ところが、栽培は鉢植えでも地植えでも簡単に行える“オリーブ”なのですが、なんと実を収穫するのは一苦労ある植物なのです。

実際のところ何が大変なのかと言いますと、“オリーブ”は自分と同じのDNAでは受粉しにくい他家受粉の植物ですので、実を生らしたい場合は別の種類のオリーブの花粉が必要となります。

ですので“オリーブ”の実を付けさせようと考えている方達の中には、違う種類の“オリーブ”を育てていらっしゃる場合もよく見かけます。

単体で実がつくと謳われている種類も多々有りますが、ほんの少しですが実が生る程度ですので、本当に沢山収穫したい場合は、やはり他の種類の花粉が必要となります。

しかし、何本も鉢を置いたり植えたり出来るスペースがなかったりすると実を収穫するのは諦めるしかないのでしょうか?

せっかく“オリーブ”を育てているのですから、出来るなら「我が子」の実を収穫して、自家製食品を作ったりしたいですよね。

とにかくほかの種類の“オリーブ”の花粉があれば、その花粉を筆などを使って受粉させて結実させるという方法が一般的ですので、オリーブを栽培しているご近所さんや知り合いの方が居れば花粉を分けてもらえば良い訳です。

ですがそこまで漕ぎ着けたのに、更なる問題が出てくるパターンがあります。

ここでは、その問題とクリアの仕方について解説していきたいと思います。

オリーブの花粉の保存方法とは?!

さて、最終段階の問題として挙がる事とは・・・?

実は“オリーブの花”は、品種や地域の環境によって開花時期が少しズレてしまう場合があるのです。

勿論種類によっては、ちゃんと開花が被ったりしていますから、自宅の“オリーブ”さんと確保した“オリーブ”さんの開花時期がズレてしまっている場合の対処方法を述べていきたいと思います。

まずは、自宅の“オリーブの花”が後に咲くパターンから説明しますね。

貰ってきた花粉もしくは、葯と呼ばれる花粉がいっぱいくっついている部分(咲いている花を触ると指なんかにベットリ花粉がついてしまうあのポッコリした部分です)を、セロハン紙等にキチンと包み込みます。

そして密閉出来る瓶等の容器に入れて冷蔵庫で保管します。

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ちなみにオリーブの産地の本場のイタリアのとある造園では、4℃で保存したそうです。

では次に自宅の“オリーブ”の方が先に咲いてしまうパターンについてです。

こちらの場合は、花粉を譲ってくれるオリーブの枝を一枝貰う事になります。

その貰った枝を花瓶に挿して、日当たりのいい室内などの場所で早めに咲かせる方法となります。

こちらは保存というには少しおかしいかも知れませんが、“オリーブの花粉”が一年近く冷蔵や冷凍で保存が効くのかは、試したというお話をまだ聞いた事がありませんので、取り合えず早めに咲かす方法を取られる事をおススメとします。

このようにして咲かせた花の枝を、自宅の後に咲いたオリーブの花に、筆でつけてあげてもいいですし、はたきのようにバフバフ付けてあげてもいいかもしれませんね。

確率を少しでも上げたい場合は、やはり筆がおススメですけどね。

まとめ

確かに自家製オリーブオイルなどは、収穫してからオイルにするまでも中々大変なようですが・・・やはり自分が育てた“オリーブの実”を使えるとういうのはワクワクすることと思います。

他のオリーブとお見合いする感じですが、たわわに実が生った姿を見せてくれるといいですね。