日本では近代と呼ばれる江戸時代末期の頃に“オリーブ”という樹がやって来ました。
しかしながら、“オリーブ”の故郷の地中海周辺では、なんと紀元前から歴史のある栽培されてきた樹なのですね。
特に近年の健康食ブームでは、オイルとしても実自体にしても、とても栄養満点な“オリーブの実”は聞いた事がない人はいないぐらい有名な果実ですよね。
オイルにしても塩やシロップ漬けにして実を食べても、どちらも美味しくてしかも体に良いですよね。
実際に自宅のお部屋や、ベランダないしお庭に植えて“オリーブ”をガーデニングしている方達も大勢いらっしゃる事でしょう。
そうなりますとやはりここは、自ら収穫した“オリーブ”を使って、「自家製」の食品にチャレンジしたくなるのではないでしょうか?
自家製品を作るにあたって、少し気になる一つに“オリーブの種”が挙がるかと思います。
そこで“オリーブの種”について少々調べてみました。
オリーブの種の取り方とは?!
“オリーブ”の実は、種類や収穫後の用途にもよりますが、秋口から冬にかけて行われます。
実の色は、緑色から赤っぽくなり最後に黒っぽい紫色へと変化していくことによって熟し方が分かります。
塩漬けなどに使う場合は、緑色の頃のちょっと未熟な感じの実を使用するようです。
逆に、オイルにする場合は完熟した頃の黒っぽい色の実を使用するそうです。
塩漬けにする場合は、収穫して渋抜きをした後に塩漬けを行いますが、その塩漬けが終わった後に種を取るようにしなければ、綺麗な仕上がりにはならないようです。
確かに、漬けている最中に種を取ってしまうと形が崩れてしまいそうですね。
また、オリーブの瓶漬けなどで種が付いて、更に若い頃の緑色の実を使っていた場合、実が固い可能性が高いですので、包丁などの平べったい面で少し潰すようにしてから指で押し分けて種を取り出すと簡単に出来ます。
熟した後の黒っぽいオリーブでしたら、そのまま指でちょっと摘まんでポンと飛び出させる様に出せますよ。
しかし、この方法ですとちょっと見栄えが悪くなってしまいますので、道具を使った方がキチンと見た目も良い感じになりますね。
上記の様にオリーブの実の形をあまり崩さないようにしたい場合や、自家製オリーブオイルを作ろうとしたりする場合は、専用の「オリーブの種抜き器」なる道具を使用して取り出す方がお勧めですね。
お値段の方も、それ程負担にならない500円~2000円ほどで購入できるようですよ。
ちなみにオリーブオイルを作るときは、必ずしも種を取る必要はありませんが、袋に入れて潰すという工程がある為、取ってから行った方が良いかと思われます。
まとめ
ただの個人的な感想かもしれませんが、何かの足しに使うのではなく、オリーブ自体を味わいたい場合は種が付いている方が美味しい気がします。
でも、食べる時はやっぱり邪魔と言えば邪魔ですし・・・なかなか悩ましいものです。
食べる直前ぐらいに「オリーブの種抜き器」でポンポンと抜いていく方法がいちばん楽チンで、見栄えのいいオリーブを堪能できると思います。