オリーブの木は、見た目の美しさから観賞用の植物として人気があります。
しかも、オリーブの実を付けて、オリーブを塩漬けやオイルにすることもできるので、観賞用だけではなく、家庭菜園の植物としても人気があります。
オリーブを育てて、オリーブの実を収穫したいと思っている方は、オリーブの実を収穫できるまでにどのくらいの期間がかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オリーブの実を収穫できるまでの期間についてご紹介します。
オリーブを収穫できるまでに何年かかるの?!
まず、オリーブの実を収穫するには、オリーブを受粉させなくてはいけません。
オリーブは、自家受粉できるものが少ないので、2種類以上のオリーブを一緒に育てる必要があります。
オリーブは、1本だけでも実が付かないことはありません。
しかし、オリーブの実を収穫することを目的で育てているのであれば、2種類以上のオリーブを育てた方が、実を付けやすいです。
オリーブは、風や虫を使って受粉します。
受粉範囲は1~2キロメートルなので、実が成るようにするためには、近くに違う種類のオリーブを植えるようにします。
そして、オリーブの開花期間は4~5日なので、開花時期の近い品種同士を近くに置いておくとよいでしょう。
そして、うまく受粉できれば、育て始めてから2年くらいで花を咲かせて、実をつけることがあります。
しかし、品種間の相性だったり、梅雨の時期などに開花してしまったりすると、うまく受粉できないこともあります。
オリーブの花が咲く時期は、5月中旬から6月上旬ですので、梅雨の時期にあたります。
雨に晒されていると、うまく受粉できないことがあるので、もし鉢植えなどで育てているなら、ベランダや部屋の中など雨が当たらないところに置くとよいです。
また、オリーブを育てる際に、鉢植えで育てたり、直接地面に植える地植えの方法があります。
もし地植えで育てていた場合は、一生懸命幹や根を成長させようとするので、数年は花が咲かないことが多いです。
地植えでオリーブを育てていた場合でも、きちんと肥料を与えて育てていれば、4年くらいで花を咲かせて、実をつけることがあります。
オリーブはいつ収穫できるの?!
オリーブの実は、緑色のオリーブの色が変わり始めたら収穫できます。
緑色の未熟のオリーブの収穫時期は9月下旬あたりです。
黒い完熟のオリーブの収穫時期は10月下旬が目安です。
オリーブの実を何に使うかによって収穫時期は変わってきます。
オリーブの塩漬けに使う場合は、緑色の未熟なオリーブを収穫します。
そして、オイルとして使う場合は、黒い完熟したオリーブを収穫します。
まとめ
さて、今回はオリーブの実が収穫できるまでの期間についてご紹介しました。
オリーブを育てて、実を収穫できるまでには育てている環境や、オリーブの種類によって差があることがわかりました。
オリーブを育てている人は、ぜひオリーブを受粉させてオリーブの実を収穫してみてはいかがでしょうか。