丈夫で育てやすいといわれるオリーブの木ですが、枝の先端から枯れていく病気があるのをご存知ですか?

枝先から始まった症状は放置しておくと枝全体に広がり、やがて株そのものが弱ってしまいます。

オリーブの枝が枯れてしまう原因と対処法をご紹介します。

オリーブの枝の先端から枯れる病気とは?

オリーブの木に発生する病気として有名なのが「梢枯病(しょうこびょう)」 です。

梅雨のジメジメした時期に発生しやすいといわれています。

梢枯病の原因になるのが、炭疽病菌という細菌です。

梢枯病の直接の原因になるのは、炭疽病菌によって発症した炭疽病です。

炭疽病の菌が枝について広がることで症状が悪化し、梢枯病を引き起こすといわれています。

梅雨時期または高温多湿な環境で、枝の先が枯れているのが多くなっている場合、梢枯病にかかってしまっている可能性があります。

対処法ですが、まず枯れている枝を見つけたらすぐに切り落としてください。

その際、炭疽菌が広がっているかもしれないので、枯れている部分より多めに切り落とします。

切った枝はすぐ処分しましょう。

ゴミ袋に入れてしまうか燃やしてしまった方がよいです。

株元に置きっぱなしにしていると、菌が広がってしまうかもしれないからです。

切り口には、念のため殺菌剤を塗っておくと良いでしょう。

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オリーブの木の枝先の枯れを予防するには?

日頃の管理として、炭疽病菌はジメジメした環境が好きですから、まず風通しをよくする事が重要です。

混みあっている枝、細くて弱っている枝などを定期的に剪定し、風通しのよい環境を整えてあげましょう。

また、炭疽病は発症するとオリーブの実に症状がでます。

実に異常を発見した場合、梢枯病を発症する前に病気になった実は全部取り除いておく事も病気の予防になります。

まとめ

オリーブの木は乾燥に強く耐寒性にも優れている植物ですが、病気や害虫には弱いです。

日頃から、風通しをよくし湿度の高い環境を作らないようにする事が必要です。

また、毎日よく観察する事が病気の早期発見にもなりますね。

オリーブは元気に育てると、花芽をつけ実がなり収穫するという楽しみがありますので、病気にならないよう管理してあげましょう。