オリーブは日本でも古くから栽培されていますが、種類も多く、それぞれ違う特徴を持っています。

実や葉を楽しむだけではなく、短い時期ですが花も楽しむことができます。

オリーブの栽培目的ではオイルを作るという物もありますが、ピクアルは良質なオリーブオイルが採れることでも知られています。

観賞用としても人気ですが、育てる前にはその特徴や開花させるコツも知っておきたいところです。

良質なオリーブが採れるピクアルとその開花時期はいつ?

ピクアルは世界でも広く栽培されているオリーブでスペイン南部のアンダルシアが原産です。

樹形のまとまりも良く、自家受粉で身をつけることができるのも特徴的です。

オリーブの実は品種によっても形や色が違いますが、ピクアルの実は完熟すると黒い光沢があります。

果実は中ぐらいの大きさでオイルやピクルスとして活用されています。

ピクアル種のオイルは特に抗酸化作用に優れており、それゆえにポリフェノールも豊富で苦みが強い傾向にあります。

農産物としてはもちろん、鑑賞用としても人気の高いオリーブです。

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初夏にはクリーム色に近い白い小さな花を咲かせますが、ピクアルに限らず、オリーブの愛らしい花が楽しめるのは数日程度と、とても短いものとなっています。

それゆえ、5月~6月にかけては特に注意深く観察しておきたいところです。

オリーブの木は比較的丈夫ですが、根は湿気に弱いので、花や実を楽しむためにも日当たりが良く、水はけも良い場所に植えてあげると良いでしょう。

雨の多い時期は炭疽病にも注意が必要です。

どちらかというと雨が少なく温暖な地域での栽培に向いています。

オリーブの花を咲かせるためには、寒い時期に外に出すことも大事ですが、ピクアルは耐寒性には優れていますが、あまりに寒い日が続くと枯れてしまうこともあります。

温暖な地域ではそれほど心配はいりませんが、寒冷地で育てている場合は冬は室内に取り込むなど対策も行ってあげましょう。

まとめ

スペイン南部の原産であるピクアルは黒い光沢のある実が特徴的で、品質の良いオイルが取れるオリーブとして知られています。観賞用としても人気の高い木ですが、温暖な地域での栽培に向いています。

オリーブの開花には冬の寒さは必要ですが、寒冷地の場合は極端な寒さでは枯れてしまう可能性もありますので、冬場は室内で越冬させるなどの工夫も行ってみましょう。

湿気に弱いので日当たりが良く水はけの良い場所に植えておきます。

花を咲かせるためには木が元気であることが大事ですので、病気や害虫への対策も忘れずに行いましょう。