オリーブといえばオイルや実を食べるイメージがありますが、実は観葉植物としても人気なのだそうです。
整った細長い葉が魅力的で花も楽しめますし、花言葉も『平和』『安らぎ』『知恵』『勝利』など前向きなものが多いので、毎日の生活に取り入れるとなんだかいいことがありそうな気になりますね。
しかもこれらの花言葉は、旧約聖書のノアの方舟やギリシャ神話に由来しているということですので、歴史を感じながら栽培するのもいいですし贈り物にしても喜ばれそうです。
オリーブといえば屋外で育てるイメージがありますが、日本では北国の寒い地域では温度管理のできる室内栽培が適しているといわれます。
ところで観葉植物のオリーブですが、室内で栽培しているのに虫がついていることがあるようです。
これは害虫なのでしょうか?
この虫の種類や対処方法について調べてみました。
室内のオリーブにいる虫は何?
屋外栽培ほどではありませんが、オリーブを室内で育てる際も病害虫には注意したほうがいいといわれます。
特に気をつけたいのは『オリーブアナアキゾウムシ』で、卵から孵化した幼虫が幹の中から食い荒らしていく害虫です。
3~4年も長生きするそうですので、見つけたら早い時期に完全駆除を行うようにしましょう。
鉢の株元におがくずのようなものが落ちていたり、樹皮の表面にかさぶたが見られるのが発生のサインになるため、発見次第速やかにその部分をかき出しておきます。
予防法としては殺虫剤散布が有効で、『スミチオン乳剤』『ベニカ水溶剤』などがオススメで、3月下旬~秋くらいまでに展着剤を加えて散布するのがいいでしょう。
この際、殺虫剤は木の幹に散布し、葉や果実にはかからないようにします。
また、有機肥料を使用すると発生しやすいといわれますので、赤玉土で表面を厚めに覆うことでもかなり予防できるそうですので、薬剤に抵抗のある方は試してみるといいですね。
まとめ
すっとした爽やかさのある樹形から、庭などに植えてもサマになるオリーブですが、観葉植物として手軽に楽しめるのはうれしいですね。
栽培は比較的楽だといわれますが、室内に置いていても害虫に気をつけた方がいいようです。
しっかり対策をして長い間お世話したいものですね。