しなやかな枝に茂る細長い葉は、表は光沢のある緑、裏は銀色を帯びていて見た目も美しいオリーブの木。
種類も豊富で地植えにも鉢植えにも向いています。
またオリーブといったらオリーブオイルや塩漬けにされるオリーブの実があります。
観葉植物として愛でるのももちろん楽しいですが、せっかくならオリーブの実もたくさん栽培したいところですよね。
綺麗な葉色を保つためとオリーブの実をたくさんならせるためには肥料が必須であると知っていますか?
オリーブには肥料が必要?!
自然界でのオリーブは日光と空気と水があれば自生します。
しかし栽培している植物となると環境が大きく変わります。
オリーブの場合だと毎年実を収穫されるため樹木には大きなストレスがかかり、鉢植えのオリーブだともともとの土壌が少ないため栄養が行き渡らないなど、オリーブ自身の力ではどうにもならないことが多くなります。
このように栽培によるオリーブは自身が吸収する栄養の他に肥料からの栄養が必須となるのです。
観葉植物としてオリーブを楽しむだけならば肥料を与えなくても十分楽しめます。
そのため肥料をあたえることをついつい忘れてしまいますが、適切な時期に適切な量を与えられなければ、その時はよくても次の年のオリーブの発育に大きな影響を及ぼします。
特にたくさん実をつけるためであったり、綺麗な葉色をたもつためにも肥料は忘れずに与えましょう。
オリーブの肥料は年に2回〜3回与えます。
地植えの場合年に2回、鉢植えの場合年に3回与えます。
与える時期は冬の2〜3月、秋の9〜10月で、冬は春に新芽がきちんと生えるように栄養を蓄えるために、秋は11月がオリーブの実の収穫のため、実を肥大させるために必要です。
鉢植えの場合は土の量に限りがあるため6月の夏場に追肥をおこない真夏の暑さを乗り越えさせます。
それぞれ化成肥料や緩効性肥料を与えますが、急激にオリーブの元気が無くなったり、葉色が悪くなった場合は即効性のある肥料を使用しましょう。
まとめ
オリーブに限らず植物は自然界で育つことに比べ栽培で育つことのほうが栄養を必要とします。
オリーブ自身で補えない栄養は肥料によって私たちが補ってあげる必要があります。
だからといっていつ何時でも与えていいわけではなく、きちんと与える時期があるので、その時期を守って適量与えるようにしましょう。