オリーブは、初夏に白く小さな花を密集させて咲かせます。
金木犀と同じモクセイ科に属し花の外見もよく似ていますが、香りはほのかにする程度なのだそうです。
花の開花時期にはたくさんの蜂が集まって花粉を集める姿が見られますが、人間からすると庭や玄関先で蜂に集まるのは少し怖い気がしますよね?
ここでは、オリーブの花について、そしてそれに集まる蜂とその対応についてご紹介します。
オリーブの花につく蜂は?
開花期のオリーブには多くの蜂が集まります。
主にミツバチやクマバチになりますが、特にクマバチは丸くて体が大きく羽音も大きいため、怖い印象があるかもしれませんが、めったに人を刺すことはないそうです。
蜂がきてくれることで受粉の手助けをしてもらい実をならせることができるため、オリーブの木にとっては必要な存在なのですね。
そもそもオリーブは自家受粉をしないため、実がなるには別品種の花粉が必要となるそうです。
咲かせる花には2種類あり、花粉を作り出す雄花と両性花といって雄しべと雌しべのあるもので構成されていることもわかっています。
風で飛んでくる花粉を待つより虫が運んでくる花粉の方が確実性はありそうですよね。
ちなみにオリーブの花には蜜がなく、蜂はこの花粉を丸めて団子状にして持ち帰り、幼虫や女王蜂のエサにするのだそうです。
お互いに必要な存在の2者ですが、やはり人間の居住空間で多く飛ばれると不都合なことも多いでしょう。
ミツバチなどを目当てにスズメバチがやってくる心配もないとはいえません。
益虫ではありますが、近くに巣を作られないよう確認を欠かさないようにしたり、蜂が嫌う煙や木酢液,蚊取り線香やハッカの香りなど、お宅に合った安全なやり方で防御することをおすすめします。
まとめ
オリーブの花にとっては、受粉のために蜂は必要な存在なのですね。
蜂にとってもオリーブの花粉は大切な栄養分になるということで、自然界のバランスにおいて成り立った関係性といえそうです。
しかし、私たち人間を刺す可能性もあるため、無理のない程度に対策することも重要でしょう。
まずは巣を作られないことと、蜂の苦手な香りなどで遠ざけるなどの対策を行ってみてはいかがでしょうか。